こんにちは、神山町地域おこし協力隊のもじゃです。
2016年の4月に神山町に着任して、もうすぐ2年。
気づけば、この地域でたくさんの人と出会い、ここでの暮らしが大好きになっていました。
この地域に根差して、もっとこの町を元気にする活動をしたい!という想いは募り…
任期終了後は、ここ神山町でゲストハウスをはじめることにしました。
神山町は、徳島県の中山間地域にある小さな町です。
のんびりした里山の景色が広がるのどかな町ですが、ここのじいちゃんばあちゃんたちってすごいんです。
何でも自分達の手で作ってしまう。食べる物も土作りからはじまり、仕事で使う道具も作ったり、お祭りの飾りも手作り。
「昔は物が買えんかったけんな。」と言うけど、私からすると、皆が暮らしの達人に見えます。
また、地域行事では、どこからともなく土建屋さんのクレーン車がやってきたり、車屋さんが溶接をしたり、
チェーンソーを使って木を切ったり、おかあちゃんが美味しいご飯を作ったり、
それぞれが、自分の得意な事を活かして協力しあっています。
そして、美味しいものもたくさんあります。
すぐそこで採れた野菜や山菜、冷たく透き通った川の水で作られたお米は、もうこの上ない贅沢です。
特産品であるすだちは、もちろん、毎日の食卓に欠かせません。お味噌汁にかけたり、皮を擦って薬味にしたり、酢を寿司酢にしたり。
産地ならではの贅沢使いができます。
神山での「あたりまえ」が私にとっては「たからもの」に見えました。
でもそんなたからものだらけの地域の担い手が、どんどん少なくなっているのも事実です。
私も、この地域の担い手として、暮らしや文化を受け継ぎたい!と思うと同時に、
この地域の魅力を、沢山の人と分かち合いたいと思っております。
それを実現するための手段として、ゲストハウスをすることにしました。
どうしてゲストハウスなのかは、また次の機会に。